競売代行のメリット
なんといっても時間と手間を省けるのが一番大きいですね。
利用者も増えてきた競売代行サービスのメリットは自分で動かなくてもプロが 全てを代行してくれるので、普通に生活している人なら一度もやったことのなさ そうな手続きをいとも簡単に代行してもらえることでしょう。 運転免許証の更新なら所有者は数年おきに繰り返しているでしょうから、何年ぶり だろうと手間取ることなく1日で一切の手続きを終わらせることが出来るでしょう。 ですが競売をやったことのない人が、いい物件があったからと初めての競売を やろうとするといろんな手続きで躓いてしまうのです。 そもそも物件を見つけることすらそう簡単ではなく家庭裁判所で物件明細書や 評価書を閲覧することから始まるので、その段階で気が滅入ってしまう人が多い のですが安いと評判なのでとりあえずここまでは頑張れる人もいます。 相場の何割引かで手に入りそうな物件が見つかるかもしれないと、宝探しをする 気分で行えるからまだ楽しめる人もいるでしょう。 お宝が発見できたら実際に現地に赴き確認しますが、不動産屋の物件と違う点は 現在の占有者はそれを売ろうとしてはいないので、物件の中へ立ち入って隅々 まで観察するようなことは出来ません。 手に入れようと考えてるから現状を見させてよ、と言うのは通用しないのです。 やむを得ず競売にかけられて手放すことになる物件ですので、ひょっとしたら敵意 を向けられることになる可能性すらあるでしょう。 ですがとりあえず観察して落札する意向に決まったら手続きを開始することになります。 入札書に必要事項をもれなく記入して裁判所に提出し、保証金を支払います。 この書類を見たことのある人、何度か書いた経験がある人ならまだましですが、 たいていの人は初見になるので不安な気持ちで記入することになりますし、記入ミス してしまわないかとビクビクしながらになるでしょう。 そして開札期日には再び裁判所へと出向くことになります。 皆さんが産まれてから現在まで何年生きているのかは知りませんが、その間に 裁判所へ行ったことは何回あるでしょうか。 トラブルのないまっとうな生活を送られているのなら、生涯で一度も裁判所の中へ 入ったことが無いのが普通かもしれません。 何も悪いことをしてないのに裁判所へ行く、これは普通の人にとってはちょっとした プレッシャーになるかもしれない出来事です。 でも競売物件を自分の手で落札したければ避けては通れぬ道なので、裁判所へ行く ことが嫌だからと代行を依頼する人もいるそうです。 手続きは裁判所へ到着すれば終わりではなく、落札した物件の所有権の移転登記 をしたり、登録免許税を納付したりとやることもたくさん待っています。 もちろん落札の代金も支払いますし、それが終わっても即入居とはいかないのが 競売の競売たるゆえんです。 そこに占有者がいるのなら立ち退いてもらわなければなりませんが、これは不動産屋 の扱う物件ではまずありえないシチュエーションです。 穏便に立ち退いてもらうため交渉して、場合によっては法的な手続きを行いそこ から立ち退いてもらいますが、これはもう素人の行える仕事ではありません。 書類の手続きだけならなんとかなると考えている人でも、立ち退いてもらう交渉 まではちょっと・・・、と躊躇うのです。 このようにとっても大変な競売ですので面倒臭がりの多い愛知県民のため代行 を請負う業者が、名古屋市を中心に多数点在しているらしいです。 大まかな手続きの流れはだいたい理解していただけたでしょうが、これを全部 ひとりで、しかも平日の昼間に行うことができるのは時間に余裕のある一部の方か 競売代行業者くらいしかいないでしょう。 とにかく非常に手間がかかるので、全てを丸投げしてもそれを受け止めてくれる というのが競売代行サービスの最大のメリットになるのです。