多くの手間と平日の時間をかけるのが競売物件の入札です。

競売代行サービスの流れ

どんな手順を踏んで競売代行業者と契約をするのでしょうか。

このサービスに興味が湧いてきた、競売で物件を手に入れたいと思ったら業者に 連絡をして契約するのですが、それはどんな流れで行われるのでしょうか。 まだ欲しい物件が見つかっていない段階からと想定して話を進めますが、まずは 競売代行業者にコンタクトを取ることからスタートです。 電話で話を聞くことから始められるのが普通のようですが、最近だとインターネット で申し込みをする人の比率も多いようで、このへんは自分の得意な方法で相手に 連絡をすれば構わないでしょう。 直接事務所に行って顔を合わせて話をしたい、というのであればそれでも 快く応じてもらえますから、本当に好きな方法でコンタクトすれば大丈夫です。 小規模な事務所だといきなり来られても困る、ということもありそうなので、 一応伺うことを先に伝えておく心遣いはあったほうが喜ばれるかもしれませんし、 営業日や営業時間を確認するためにも連絡してから事務所へ向かいましょう。 そこで希望に合った物件を探してもらい、気に入ったのが見つかってそれを落札 する手助けを依頼しようと決めたら契約となります。 この競売代行契約で業者に代行手数料を支払い、入札にむけての手続きを進めて もらうことになりますが入札価格は相談して決めます。 平日に裁判所へ行って手続きをしたり書類の提出をするのも全部代行業者の仕事 になるので、本人はのんびりと日常生活をエンジョイしてればいいだけです。 開札の日も裁判所へ行ってくれますから、依頼者は勤めている会社で働いたり 喫茶店で豪華なモーニングを堪能したりして結果を待っていればオッケーです。 お昼にはオシャレな雰囲気のラーメン屋で餃子をつついたり、結果を楽しみにして 友人達とランチを楽しんで連絡を待ちましょう。 食後にソフトクリームでも食べながら「へへ、入札した物件の開札が今日なんだ」 とかおしゃべりしながらの至福のひと時を味わえるのは代行業者のおかげです。 自分で裁判所へ開札結果を見に行ってもそんな気分にはなれませんし、厳粛な 雰囲気で胃が痛くなってしまいそうです。 ですが裁判所の場所すら知らないまま入札できるとはなんとも愉快な話ですね。 落札できた場合は競売代行業者に成功報酬のお支払いをして、登録免許税とか 売却代金の納付も依頼するのであればそれもお願いします。 登記費用を業者に支払って所有権移転やら担保権抹消も代行してもらい、手続き がずべて完了したらめでたくその物件があなたのものになります。 しかし占有者がそこにいた場合はまだ終わりではなく、立ち退いてもらわないと せっかく落札してもどうにもなりません。 交渉によって立ち退いてもらうか法的手続きをするかはともかく、これも代行業者 に任せてしまうのが通常ルートになるでしょう。 その報酬はこれまでの料金とは別途発生しますが、落札前にこういったケースでは ありうることだと話を聞かされているでしょうから、代行業者と支払いでトラブル になることはまずなさそうです。 立ち退きが上手く行ったら明け渡し成功報酬を支払い、ようやく落札した物件を 自由に使えるようになります、が注意点がひとつあります。 不動産屋から購入したわけではありませんし、使用中の物をほぼそのままの状態で 手に入れたわけですから、掃除もお片付けもされていないままであると予想され、 残された荷物を処分したりする作業が待っている場合があるのです。 あまり愉快なことでもないですしこれも競売代行業者に頼もうとしても、これは 専門外になるので引き受けてはもらえません。 特殊清掃を得意とする業者を紹介してもらえるかもしれませんが、別の契約に なることを覚えておきましょう。 ゴミ屋敷のようなままで所有権を手に入れることもあるのが競売物件ですので、 掃除のスキルが低い人は清掃業者に頼る費用も考えておきましょう。